2014-06-01 古代出雲の王 大国主命 童話 沼河比売 17 翌朝、目をさました沼河比売は驚 きました。 「なぜ船の上にいるのだろう」と。 沼河比売は、船から脱出する機会 をじっと待ちました。 一週間後の夜。 沼河比売に仕えていた人たちが、 小さな船で助けにきました。 沼河比売は、その船にのり、故郷 の越をめざし逃げました。 「沼河比売を連れもどしてこい」 大国主命は、家来たちに命じました。 つづく