ふしぎな鈴


 ふしぎなリュック 3


ぜんぜん知らない人だったのだろ
うか。それとも仲のいい兄と妹だ
ったのだろうか。仲の良い父と娘
だったのだろうか・・・。いや、
おじとめいだったのかもしれない。
もしかしたら、私とかなは仲のいい
夫婦だったのかもしれない」



古杉先生は、このごろ前世につい
て考えることが多くなっていました。
先生は、春休みに三浦半島へ旅行に
行きました。
油壷を訪れた時、とてもなつかしい
気がしました。
「初めてきた場所なのに、なぜなつ
かしい気がするのだろう」
先生はふしぎに思いました。


      つづく