竹取物語


大伴御行大納言と龍の頸の玉 7


大納言は、家来たちからの連絡
を、首を長くして待っていました。
でも、いくら待っても、連絡があ
りません。



しびれをきらした大納言は、家来
を二人連れ、難波の港まで様子を
みに出かけました。 
そして、二人に命じました。



「大伴大納言さまの家来が、ここ
から出航し、龍を殺して、龍の頸
の玉を手に入れたといううわさを
聞いたことがあるか、聞いてこい」と。


         つづく