2017-05-10 竹取物語 童話 帝のお召しに応じないかぐや姫 6 「翁が育てたのに、なぜ思うように ならないのじゃ。かぐや姫を献上す れば、翁に五位の位をあげよう」 おじいさんは、帝の言葉を聞き、喜 んで家に帰りました。 「帝が、かぐや姫が宮仕えをしてく れたら、じいに五位の位をくださる そうだ。それでも、姫は宮仕えをし ないつもりかね」 「私は、宮仕えをするつもりはあり ません。じいが、無理に宮仕えをさ せるなら、私は死にます」 つづく