竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 38


第四章 くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝 13


すると・・・。
美しい天女がでてきて、銀の椀
で水をくんでいました。
あわてて船からおりて、「この山
の名前は」と聞くと、「蓬莱山で
す」といいました。


これを聞いた時のうれしさ。
こんなにうれしかったことはあり
ません。
「あなたの名前は」と聞くと、「私
の名は、うかんるり」と答え、す
っと消えてしまいました。


      つづく