竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 39


第四章 くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝 14


山をみると、登る手段がないほど
けわしい山でした。
山の側面を登っていくと、この世
の物とは思えないほど美しい花の
木が、何本も立っていました。


そして、山からは、金・銀・るり
色の水が、さらさらと流れています。
その川には、いろいろな色の玉で作
った橋がかかっていました。
橋の近くには、光輝く木が数えきれ
ないほど立っています。


      つづく