女神さまからのおくりもの


  清太、山の中の湖へ 4


清太は、誰も通らない山道を、き
よのことだけ考えて歩きました。
清太の足音だけが聞こえます。
「さみしい道だな」
清太は、ふぅーと大きな息をはき
ました。



しばらくいくと、東の空がだんだ
んに明るくなってきました。
そして、山の上から、太陽が顔
をだしました。
太陽をみた清太は、ほっとしま
した。
「無事に湖がみつかりますように」
清太は、朝日にむかって祈りま
した。


      つづく