竜の姿をみた少女

[童話]竜の姿をみた少女


   竜の姿をみた少女 38


かなは、いわれるままに、おじいさんの背中に乗りま
した。
「さあ、出発するぞ」
おじいさんは、再び竜の姿になりました。
「はぁっ、はっ」
おじいさんは、大きな息をはくと、空高くまいあがりま
した。
「わぁー、いいながめ」
かなは、大よろこび。


いくつもの山、いくつもの里をこえて、二人は諏訪湖
へむかってとんでいきます。
はるかむこうに、諏訪湖がみえてきました。
「かな。もうすぐ諏訪湖へつくぞー」
おじいさんがいいました。


       つづく





童話「竜の姿をみた少女」は、みほようこの五冊目の
童話集「竜の姿をみた少女」に収録されています。

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