[童話]愛犬りゅう「ばいばい、またね」
「あっ、あーちゃんが追いかけてくる!!」 3
「少しぐらいの冒険なら良いだろう」
ぼくの心はゆれた。
「こんな良いチャンスはない。そうだ、冒険に行こう」
そう思ったぼくは、かけだした。
後をふりかえったら、あーちゃんが台所からでてくる
所だった。
「りゅう、またせたね」
遠くであーちゃんの声が聞こえた。
あーちゃんは、楓の木の下へ行ったらぼくがいない。
びっくりしたあーちゃんは、「りゅう、りゅう」と、大声で
ぼくをよんでいる。
ぼくはあーちゃんの声に驚き、ひっしで逃げた。
なぜ逃げるのだろうかと思いつつ・・・。
あーちゃんは、すごい勢いでぼくを追いかけてくる。
つづく