[童話]愛犬りゅう「ばいばい、またね」
「ぼくはボールが大好き」 9
「りゅうって、ボール拾いの天才だね」
そういって、あーちゃんとこうちゃんがほめてくれた。
でも、こうちゃんはぼくが拾ってきたボールを、ぼく
にみつからないように、中学校の校庭へそっと返し
にいっていた。
ある日、帰宅途中の小学生が、庭へ入ってきた。
そして、ころがっているボールをみつけた。
それからは、長い棒を持ってきて、小学生がボール
をもっていってしまう。
「ぼくのボールだよ。ボールを返して」
つづく
「ぼくはボールが大好き」 9
「りゅうって、ボール拾いの天才だね」
そういって、あーちゃんとこうちゃんがほめてくれた。
でも、こうちゃんはぼくが拾ってきたボールを、ぼく
にみつからないように、中学校の校庭へそっと返し
にいっていた。
ある日、帰宅途中の小学生が、庭へ入ってきた。
そして、ころがっているボールをみつけた。
それからは、長い棒を持ってきて、小学生がボール
をもっていってしまう。
「ぼくのボールだよ。ボールを返して」
つづく