[童話]愛犬りゅう「ばいばい、またね」
「チャンスだ!! さあ、にげよう」 2
「りゅう、どこかへ行ってはだめよ。ちゃんとあーち
ゃんの所にもどってくるのだよ。りゅう、わかった?」
「うん、わかった。ちゃんともどってくるよ。だって、
ぼく、チーズやかまぼこが食べたいもの」
ぼくは、あーちゃんと約束した。
あーちゃんは、ぼくのつなをはなしてくれた。
そして、おもいっきり遠くへボールを投げた。
ぼくはボールを追って走った。
「わぁーい、やっと自由になれた!!」
ぼくは、大きな声でさけんだ。
つづく