[童話]愛犬りゅう「ばいばい、またね」
「チャンスだ!! さあ、にげよう」 5
そうさけんだけれど、その男の人には通じなかったみ
たいだ。
そうこうしているうちに、とうとうあーちゃんにつかまっ
てしまった。
「もうしわけありません。この犬、何かしましたか」
「いいえ。なにもしません。ただ、私犬がきらいなもの
ですから・・・」
男の人は、そういった。
「りゅう、なぜいうことがきけないの!!」
ぼくは、あーちゃんにきつくしかられた。
そして、あーちゃんは二度とつなをといてくれることは
なかった。
とほほ・・・。
つづく