女神さまからのおくりもの16
「夢か・・・」
白駒のことが心配になった清太は、
馬小屋へ急ぎました。
小屋をのぞいた清太は、心臓がと
まるくらいびっくりしました。
白駒がいません。
あれは夢ではなく、ほんとうのこ
とだったのでしょうか。
清太は、他の馬小屋もさがしまし
た。でも、白駒はいません。
白駒は、庄屋さまが宝物のように
大切にしている馬。
みつからなかったらどうしよう。
白駒がいなくなったら、おじょう
さまはがっかりするだろうな。
「なんとしても、白駒をみつけな
くては」
清太は馬に乗り、白駒を探して歩
きました。
しかし、白駒はどこにもいません。
つづく
前回の分はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20101015#p1
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