女神さまからのおくりもの80
気がつくと、清太は穴に落ちて
いました。
片足が穴にはまっています。
耳をすますと、足音は聞こえま
せん。
「ああ、こわかった」
清太は、大きなため息をつきま
した。
穴から足をぬこうとした時、い
いにおいがしてきました。
「なんのにおいだろう」
清太は、あたりをみまわしました。
すると、みたことのない赤い木の
実が目に入りました。
清太は、赤い木の実の方へ歩いて
いきました。
みるからにうまそうな木の実です。
清太は、木の実を一つとると、口
にほうりこみました。
「うまいっ」
つづく
前回の分はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20101218#p1
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