女神さまからのおくりもの81
一歩も歩けないほど疲れていたの
に、木の実を一つ食べたとたん、
すぅーと疲れがとれました。
そして、なぜかおなかもいっぱい
になりました。
清太は、湖のほとりで、ごろんと
横になりました。
真っ青な空。青く澄んだ湖。
「気持いいなぁ」
そうつぶやくと、清太は深い眠り
に入っていきました。
どのくらいの時間がすぎたのでし
ょうか。
「清太」
「清太」
誰か、清太をよんでいます。
「あっ、この声、前に聞いたこと
がある。
そうだ。この声は、白駒がどこか
へ出かけた時に聞いた声とそっく
りだ」
つづく
前回の分はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20101219#p1
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