ふしぎな鈴


  ふしぎなリュック 9


うちじにしている人々…血まみれ
になり、なきさけんでいる人々。
「もしかしたら…私は昔三浦半島
の城に住んでいたことがあったの
かもしれない。そして、かなもい
っしょに暮らしていたのかもしれ
ない。



でも…かなはまだ四年生、今この
ことをかなに話すわけにはいかない。
かなが二十才になったら話そう」
先生は心に決めました。



かなが鈴をわたすと、先生は鈴を手
にのせ、じっとみていました。
先生が鈴をなでた時、ふしぎなこと
がおこりました。


         つづく