プロローグ 6
十一カ月後。
守屋山のふもとの村に、元気な
男の子が生まれました。
清太と名づけられた男の子は、す
くすく大きくなりました。
清太が生まれて一カ月後。
桜の花が満開になったある日。
朝日長者の門前に、生後一カ月
位の女の子と、梶の紋がついた
お守りが置いてありました。
「神様が、わしら夫婦の願いを、
やっときいてくださった。ありが
たいことじゃ。この子は、神様が
授けてくださったこどもにちがい
ない」
つづく
プロローグ 6
十一カ月後。
守屋山のふもとの村に、元気な
男の子が生まれました。
清太と名づけられた男の子は、す
くすく大きくなりました。
清太が生まれて一カ月後。
桜の花が満開になったある日。
朝日長者の門前に、生後一カ月
位の女の子と、梶の紋がついた
お守りが置いてありました。
「神様が、わしら夫婦の願いを、
やっときいてくださった。ありが
たいことじゃ。この子は、神様が
授けてくださったこどもにちがい
ない」
つづく