女神さまからのおくりもの


   それぞれの思い 2


「きよ。好きな人がいるのかい」
「はい」
「とうちゃんが、知っている人かな」
「清太さん」
「清太・・・清太って、わが家で働
いている清太かい」
「そう、清太さん」



「きよ。清太は、わが家の使用
人なのだよ」
「とうちゃん。なぜ、清太さんを
好きになってはいけないの。私、
清太さんが大好き。いつか、清
太さんと結婚できたらいいなっ
て思っている」
吉衛門は、びっくりしました。


        つづく