2019-07-18 火とぼし山 童話 [童話]火とぼし山 火とぼし山 9 第一章 次郎、西の村へ 7 「十日後に、会おう」 「次郎さん。場所がわかるように、うんと大きな 火をたいてね」 「うん、わかった」 二人は、かたく約束しました。 きよと次郎は、幼なじみ。 小さな時から、仲良しでした。 「きよちゃんと次郎ちゃんは、ほんとに仲がいい ね。兄と妹みたい」といわれて大きくなりました。 二人は、花が大好き。 休みになると、霧ケ峰高原へ花をみに行きました。 つづく