守屋山に黄金色の花が咲いた

[童話]守屋山に黄金色の花が咲いた


守屋山に黄金色の花が咲いた 7


どのくらい歩いたのでしょうか。
ふもとのひあたりの良い場所についた時、少女はあっ
と驚きの声をあげました。
何百年もの間、おおぜいの人が探してもみつけること
ができなかった黄金色の花が、どて一面に咲いている
ではありませんか。


それも一本や二本ではありません。
そこには百本…いや千本…ニ千本、数えきれない位の
黄金色の花が咲いていたのです。
黄金色の花は太陽にあたり、きらきらと輝いていました。
「なんてきれいな花だろう」
少女は黄金色の花にみとれていました。

  
        つづく





「守屋山に黄金色の花が咲いた」は、みほようこ
の初めての童話集「風の神様からのおくりもの」
に収録されています。


https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu1.html


童話集「風の神様からのおくりもの」の価格は、
現在1430円です。