愛犬りゅう「ばいばい、またね」

[童話]愛犬りゅう「ばいばい、またね」


「あっ、落ちちゃった・・・」 6


あーちゃんは足や手が折れていないか、ていねいに
しらべてくれた。
痛いけれど、どこも折れてはいないようだ。
あーちゃんはぼくの体を何度もやさしくなでてくれた。
痛みも少しやわらいだ。


だっこは大嫌いだが、今日はおとなしくあーちゃんに
だっこしてもらおう。
こんなに長い時間だっこしてもらったことは、初めてだ。
二日位は体が痛かったけれど、すぐなおった。
やれやれ・・・。

              つづく