2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

黄金色のまゆ玉

黄金色のまゆ玉3 「昨夜、氷の上を歩いていた人は、 明神さまだったのだろうか」 「まさか・・・?」 「真夜中、明神さまはどこへ行っ たのだろう」 「今夜、そっと明神さまの後をつ けてみよう」 「おお、それがいい。それがいい」 勇気のある足の早い青年…

南アルプス

「花のほほえみ」より 南アルプス

黄金色のまゆ玉

黄金色のまゆ玉2 次の朝。 「なんだ、これは・・・?」 「すごい割れ目だね」 湖をみた人々は、びっくり。 湖の氷が割れていたのです。 氷がせりあがり、いくえにもかさ なりあっています。 大きな山は、こどもの背丈ほどあ りました。 小さな山でも、三十…

黄金色のまゆ玉

黄金色のまゆ玉1 星のきれいな夜でした。 みしっ、みしっ。 ぱりっ。 バリバリッ。 ばしゃっ。 諏訪湖の方から、大きな音が聞 こえてきました。 「何の音だろう?」 「氷が割れたような音だが」 「だれか湖に落ちたのだろうか」 人々は、驚いて外へとびだし…

女神さまからのおくりもの

女神さまからのおくりもの101 「きよ。すべての使命を終え、あ なたがこちらの国にもどってくる 日を待っていますよ」 きよは、女神さまの声を聞きなが ら、白駒といっしょに家路につき ました。 「きよちゃーん。あの湖はね、白駒 池っていうんだよ。 き…

「花のほほえみ」より 雲

女神さまからのおくりもの

女神さまからのおくりもの100 でも、清太からは、何の返事もあ りません。 「きよ。清太の姿をみることがで きて、よかったね。 さみしくなったら、いつでもこの 湖へきなさい」 どこからか、女神さまのやさしい 声が聞こえてきました。 「女神さま。清太…

「花のほほえみ」より 雲

女神さまからのおくりもの

女神さまからのおくりもの99 「きよさん。心をからっぽにしな いと、清太さんの姿はみえません」 きよは、「早く清太さんに会えま すように」と、心の中で祈りました。 「ぱか、ぱかっ、ぱか」 どこからか、ひずめの音が聞こえ てきました。 「ひひーん」 …

南アルプス

女神さまからのおくりもの

女神さまからのおくりもの98 コメツガなどの原生林をぬけると、 目の前に美しい湖があらわれました。 湖のまわりでは、楓やななかまどの 葉が、真っ赤に紅葉しています。 その姿が、湖面にうつっていました。 「きよさん。つきましたよ」 「わぁー、きれい…

榊の花

「花のほほえみ」より 榊の花

女神さまからのおくりもの

女神さまからのおくりもの97 「さっきもいったように、清太に 会わせることはできません。 でも、ひとめだけ、清太の元気な 姿をみせてあげましょう。 清太の元気な姿をみたら、家にも どり、自分の使命をはたすことが できますか」 「はい」 きよは、女神…

女神さまからのおくりもの

女神さまからのおくりもの96 「なぜですか」 「あなたには、この世でしなくて はならないことがたくさん残って います。 まだ使命が終わっていません。 すべての使命を終えるまで、私た ちの国へもどってくることはでき ません。 清太にも、会わせることは…

女神さまからのおくりもの

女神さまからのおくりもの95 「その木の実は、湖のほとりに あるのですね」 「はい。でも、その木の実は、人 間の目にはみえません。 清太の心は、神様のように澄みき っていました。 だから、何かの拍子に、赤い木の 実がみえたのでしょう。 清太に聞いた…

女神さまからのおくりもの

女神さまからのおくりもの94 「その人の命は、神様からいただ いた大切なもの。 どんなに苦しくても、つらくても、 命が終わるまでしっかり生きてい かなくてはなりません。 生きているだけでもありがたいの です。今の生活を楽しみましょう。 清太の場合…

榊の花

「花のほほえみ」より 榊の花

女神さまからのおくりもの

女神さまからのおくりもの93 「では、清太さんは、湖でなく なったのですか」 「いいえ。私が、清太を助けま した」 「女神さまが?」 「はい。清太の肩をぐっとつか み、湖へ入っていくのをとめま した。 自殺をすると、どの人も元の国 へ帰ることができ…

初日の出

今はどんより曇っています。 「初日の出」をみることができて、幸せ。

胡蝶蘭

「花のほほえみ」より 胡蝶蘭

新年おめでとうございます。

新年おめでとうございます。 幸多い年でありますように。 今年もよろしくお願いします。 「花のほほえみ」より 福寿草 今年も、このページをよろしくお願いします。 ・ ‚݂ق悤‚± ¬‚³‚È“¶˜bŠÙ ・ みほようこの日記 ・ ほほえみ ・ 花のほほえみ1http://f.…