明神さまの姿をみた少女


  明神さまの姿をみた少女1


明神さまは、狩猟の神さま・農耕
の神さま・風の神さまともいわれ、
大昔からずっと諏訪の地をおさめ
てこられた、偉大な神様でござい
ます。



その明神さまへ、雨の日も風の日
も雪の日も、一日も休まずお参り
にくる、心の優しい少女がおりま
した。
少女には、心を病んでいる兄がい
ました。



「兄ちゃんが、一日も早く良くな
りますように。
兄ちゃんが、心のやさしい、おだ
やかな人になれますように」
少女は、明神さまに、毎日兄のこ
とをお願いしていたのです。


             つづく



「明神さまの姿をみた少女」は、
みほようこの初めての童話集
「風の神様からのおくりもの」に
収録されています。



童話集「風の神様からのおくりもの」
は、信州諏訪の「風の神様」から聞
いたお話。 







風の神様からのおくりもの―諏訪の童話

風の神様からのおくりもの―諏訪の童話




http://www.bk1.jp/product/02056682




「鳥影社」へ直接注文することも
できます。

  送料は無料


http://www.choeisha.com/