2017-05-22 竹取物語 童話 帝のお召しに応じないかぐや姫 18 「姫、もう月をみてはいけません。 姫の様子をみると、何か悩んでい るようにみえるが」 「私は、月をみないではいられま せん」 と姫がいいました。 姫は、月が出ると、縁側に座り、た めいきをついています。月が出て いない時は、物思いにふけってい る様子はありません。 姫は、月が出る時刻になると、時 々ためいきをつき、泣いています。 つづく