2017-05-23 竹取物語 童話 帝のお召しに応じないかぐや姫 19 「まだ姫さまは、悩み事があるよ うです」 仕えている人たちは心配しました。 でも姫が何を悩んでいるのか、誰 もわかりません。 八月十五日が近づいたある日の夜。 姫は縁側に座り、月をみながらは げしく泣いています。 人目も気にしないで、はげしく泣 いていました。 「姫、どうした」 おじいさんとおばあさんが、かぐ や姫に聞きました。 つづく