2017-05-24 竹取物語 童話 帝のお召しに応じないかぐや姫 20 かぐや姫が、泣きながらいいました。 「前々から、私が泣いている訳を話 そうと思いましたが、話すと二人が 悩むと思い、今まで話せませんでし た。でも、いつまでもだまっている わけにもいきません。 おもいきってうちあけます。私は、 この世の人ではありません。月の都 の人なのです。それなのに、前世の 因縁により、この世に生まれました。 もうすぐ月の都へ帰る時がきました。 つづく