2019-10-16 鹿になった観音さま 童話 [童話]鹿になった観音さま 鹿になった観音さま 5 二匹の犬は、なきやみません。 ますますはげしくないています。 「どうしたのじゃ。近くに何かいるのだろうか」 三郎は、あたりをみまわしました。 「がさっ」 「ごそっ」 どこかで音がしました。 すると、 突然、目の前に、びっくりするような、大きな鹿 がとびだしてきました。 黄金色の美しい鹿でした。 鹿の体は、黄金のように、ぴかっぴかっと光って います。 つづく