2020-01-21 赤い夕顔の花 童話 [童話]赤い夕顔の花 赤い夕顔の花 47 「奥がたさま、心配なさるな。わしが、浪合まで責 任を持って送り届けますから」 そうべえがいいました。 お万たちは、浪合へ向かって、山道を歩いて行 きました。 やっと向方へつきました。 農家の庭先に、白い花が咲いています。 「何の花かしら」 近づいてみると、真っ白な夕顔の花でした。 「お母さま。きれいな花」 「長五郎。これは、夕顔の花ですよ。美しい花ね」 お万がいいました。 長五郎は、夕顔の花をじっとみています。 つづく