ふしぎな鈴

[童話]ふしぎな鈴


   ふしぎなリュック 12


でも、二人の耳には、何も聞こえなかったのです。
その時、さわやかな風が、びゅーと二人の間をと
おりすぎていきました。


「かなー、十年後を楽しみにねー」
どこからか小桜姫さまの声が聞こえてきました。
その声は、やさしい温かな声でした。


         おわり





「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の童話
「ふしぎな鈴」に収録されています。


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「ふしぎな鈴」の価格は、現在 1540円です。