愛犬りゅう「ばいばい、またね」

[童話]愛犬りゅう「ばいばい、またね」


「空から白いものが降ってきた。何だろう?」 2


あーちゃんは「お留守番」といったけれど、お留守
番て何だろう?
でも、ぼくにはわからなかった。
しかし、いつもと様子がちがうことは、なんとなくわ
かった。


午前中は、何事もなく終わった。
午後になったら、空から白いものが降ってきた。
「何だろう、この白いものは?」
ぼくは、初めてみる白いものに、興味を持った。
そして、白いものをおって、庭を走りまわった。
ところが・・・、はしゃぎすぎて、長い鎖がさつきの
木にからまってしまった。


          つづく