愛犬りゅう「ばいばい、またね」

[童話]愛犬りゅう「ばいばい、またね」


「あっ、落ちちゃった・・・」 1


ぼくがあーちゃんの家にきたのは、生後40日位。
きて十日位は、あーちゃんと一緒に庭で遊んだり、家
のまわりを歩いて、歩く練習をした。


あーちゃんの家のまわりは、小さな砂利がしいてある。
歩くと、足の裏が痛かった。
「なんで、砂利などしいてあるの?」
ぼくはそう思った。
「砂利で、ハイヒールの底がいたんで困るわ」
あーちゃんだって、そういっているのに。
なぜしいてあるのだろう?


              つづく