2016-06-17 ふしぎな鈴 童話 小桜姫とふしぎな鈴 16 姫が二十才になった春のことです。 「姫、義意はわしがほれた男じゃ。 この人なら、姫を幸せにしてくれ るだろう。姫、義意の所へとつぎ なさい」 おとうさんは姫にいいました。 義意も姫をたいへん気に入ってくれ ました。 そして、姫は、荒井の城主・三浦義 同の息子・義意の所へ嫁ぎました。 その時、義意はニ十五才。 みるからにたくましい大柄な人でした。 つづく