2007-01-01から1年間の記事一覧

火とぼし山

火とぼし山13 「次郎さん。会いたかったわ」 「きよちゃん。今夜はずいぶん早かっ たね」 「私、湖の氷の上を歩いてきたの」 「えっ、氷の上を?」 次郎が驚いて聞きました。

りゅうの俳句886

・そのふもと 再会したり 童話だね ・この俳句 約束したり 夜道かも ・この永久を していなければ 氷なり ・その夜道 仕事されたし 童話かも ・この月が 再会された 氷かも ・あのふもと 仕事されたる 童話なり ・この花を していなければ まわりなり ・あの…

火とぼし山

火とぼし山 12 明神さまは、諏訪地方を守っている神 様。農耕の神様・狩猟の神様・風の神 様ともいわれています。 明神さまは、下諏訪に住んでいる奥さ んの所へ行く途中でした。 「娘か・・・。こんな寒い夜、あの娘 はどこへ行くのだろう」 娘のことが気…

諏訪の童話・かきつばたになった少女

かきつばたになった少女 http://www.geocities.jp/dowakan/raionkakitubata1.html 童話「かきつばたになった少女」より 「かきつばた、ありがとう。きすげの 花をみることができて、うれしかった。 もうなにもおもいのこすことはないわ」 「おばさま、今日ね…

りゅうの俳句885

・この童話 発行しては 童話なり ・この花で 再会すると 童話なり ・今日は 仕事したれば 早めなり ・その童話 約束される 童話なり ・あの俳句 仕事されたし 蚕かな ・あの山を お話された 童話かも ・この山を していなければ 童話かも ・この童話 お参り…

火とぼし山

火とぼし山 11 その後。 二人は、月に何度か会いました。 第三章 湖の氷の上を歩く 北風が吹く寒い季節になりました。 諏訪湖には、氷がはっています。 今日は、次郎と会う日。 「今夜は、湖の氷の上を歩いて行こう。 そうすれば、次郎さんに早く会える」 …

ライオンめざめる

童話「ライオンめざめる1」 http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20061104#p1 「次の日」「次の日」とクリックすれば、 「ライオンめざめる」を続けて読むこ とができます。 霧ケ峰高原のふもとに住んでいる、松 虫草の花が好きな少女のお話。 かなは、七才の誕生日…

りゅうの俳句884

・ライオンを 発行したる 童話なり ・あの山の 仕事されたる 蚕なり ・この童話 再会したり 童話かも ・あの花は していなければ 童話だね ・あの人が 咲いているでは 風の神 ・この万年青 お参りされた 万年青なり ・あの花は 仕事されたる 童話なり ・草取…

火とぼし山

火とぼし山10 「次郎さん。体だけは気をつけてね」 「きよちゃんもね」 二人は、別れてからのことを、一晩中 語りあかしました。 楽しいひとときでした。

りゅうの俳句883

・あの笑顔 ふきとびました 童話だね ・仲良しを 再会したら 笑顔だね ・この童話 していなければ ありがとう ・その童話 発行すると 童話かも ・あの長で 約束された 俳句かも ・その童話 していなければ 楓なり ・あの実が お参りしては 童話かも ・そのふ…

火とぼし山

火とぼし山9 「私、手で温めながら歩いてきたの」 二人は、ならんでむすびを食べました。 「次郎さん。今、どんな仕事をしてい るの」 「田んぼの草取りをしたり、畑で野菜 を作ったりしている。蚕も飼っている よ」 「蚕を?」

りゅうの俳句882

・あの永久で お話したる 童話だね ・あのふもと していなければ 風の神 ・あの俳句 約束すれば 夜道かも ・そのふもと お話しては なじみかな ・この山は 約束すると 童話だね ・この永久が していなければ ありがとう ・あの山の いてくれたのね 童話なり …

火とぼし山

火とぼし山8 きよは、次郎の笑顔をみたとたん、疲 れがいっぺんにふきとびました。 「次郎さん。この一週間、とても長か ったわ。時間が止まっているのではな いかと思ったくらい」 「おらも・・・」 二人は、再会できたことを、心から喜 びました。

りゅうの俳句881

・この童話 お参りすると 風の神 ・この童話 お話しては ふもとかも ・この陽が 再会すなる 夜道かな ・あの運で お話すなる 童話なり ・あの花が 生活される 風の神 ・この花の 再会される 童話だね ・あの実で 咲いているでは 万年青かな ・この人を いて…

火とぼし山

火とぼし山7 しばらくすると、西の山に、ぽっと火 がともりました。 次郎と約束していなければ、みのがし てしまいそうな小さな火でした。 「あっ、次郎さんだ。約束通り火をた いてくれたのね。ありがとう。 次郎さん。今、行くからね。待ってい てね」 き…

守屋山に黄金色の花が咲いた

童話「守屋山に黄金色の花が咲いた」より どのくらい歩いたのでしょうか。 ふもとのひあたりの良い場所についた 時、少女はあっとおどろきの声をあげ ました。 何百年もの間、おおぜいの人が探して もみつけることができなかった黄金色 の花が、どて一面に咲…

りゅうの俳句880

・湖を お参りすると 女神なり ・この挿絵 生活したら 風の神 ・占いや お話すると 童話なり ・あの童話 発行される 童話かな ・あの花が 話されたる 風の神 ・あの山の お話すなる 夜道だね ・あの西を 生活したる 童話かな ・その童話 話されたる なじみな…

プリムラ

「花のほほえみ」より プリムラ

火とぼし山

火とぼし山6 第二章 再会 七日がすぎました。 今日は、次郎と会う日。 早めに仕事を終えたきよは、西山に太 陽が沈む頃、次郎が住む村にむかって 出発しました。 「今夜は、次郎さんに会える」 そう思うと、心がはずみます。 何時間もかかる遠い道のりも、…

ryuu占い

りゅう、「信州諏訪運上昇中」なんて、 うれしいね。 みほようこが書いた「信州諏訪の童話」 を、おおぜいのこどもたちに読んでもら えるといいね。 信州諏訪の童話 みほようこ童話集 「風の神様からのおくりもの」シリーズ 1−4 信州諏訪の風の神様(諏訪…

笛の音よ、永久にひびけ

笛の音よ、永久にひびけ http://www.geocities.jp/dowakan/raionhuenone1.html スキー大会の会場をつくるためにきり たおされた、信州の志賀高原の樹令 200年の楓のお話。 一人の若者が、きりたおされた楓の木 で、「コカリナ」とよばれるすてきな 笛をつ…

りゅうの俳句879

・その挿絵 発行したり 童話かも ・あの永久で お話される 童話だね ・この夜道 発行すれば 風の神 ・ライオンを 発行すなる 君子蘭 ・湖を ゆびさしながら ふもとなり ・この花を 生活すれば 童話かな ・あの童話 約束したる 童話なり ・この影を 発行される…

火とぼし山

火とぼし山5 「次郎さん。場所がわかるように、う んと大きな火をたいてね」 「うん、わかった」 きよと次郎は、かたく約束しました。 二人は、おさななじみ。 小さな時から、仲良しでした。 「きよちゃんと次郎ちゃんは、ほんと に仲がいいね。兄と妹みた…

童話集「ライオンめざめる」

童話集「ライオンめざめる」は、 みほようこの四冊目の童話集。 昨年(2006年)十月、「鳥影社」 から発行されました。 挿絵は、長野ひろかず先生。 信州諏訪の「風の神様」から聞いた三 つのお話が収録されています。 ・ライオンめざめる ・笛の音よ、…

りゅうの俳句878

・白鷺に びっくりしたら 女神だね ・この西で 生活された 風の神 ・湖を 約束したら 女神かな ・あの花は 話されたる 童話かな ・この鈴で 生活すなる 童話かな ・この山の びっくりしては 童話なり ・あの万年青 でませんでした 舞台かも ・その童話 仕事…

君子蘭の実

「花のほほえみ」より 君子蘭の実

火とぼし山

火とぼし山4 「次郎さんは、休みがないんでしょ。 だったら、私が会いにいく」 「でも・・・きよちゃんは、女の子。 暗い夜道を、何時間も歩かなくてはな らないのだよ。 きよちゃん、夜道を一人で歩けるの?」 次郎が心配して聞きました。

童話集「風の神様からのおくりもの」

「風の神様からのおくりもの」は、 みほようこの初めての童話集。 2001年8月、「鳥影社」から発行 されました。 心を病む兄のために、明神様にお参り する心優しい少女の話など4編。 信州諏訪を舞台に、長野ひろかず先生 の美しい挿絵を添えて描かれる…

りゅうの俳句877

・あの鈴の 約束すれば 童話かな ・この次で 話するのは 女神なり ・この女神 約束された 童話だね ・あの山で 話されたる 女神かも ・白鷺や びっくりしては ことばかも ・そのことば 話するのは 童話かな ・あの山で 話されたし 童話だね ・この山の びっ…

万年青の実

「花のほほえみ」より 万年青の実