2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

白駒の池物語

白駒の池物語102 「その木の実は、湖の近くにある のですね」 「はい。でも、その木の実は、人 間の目にはみえません。 清太の心は、神様のように澄みき っていました。 だから、何かの拍子に、赤い木の 実がみえたのでしょうね。 清太に聞いたら、穴に落…

りゅうの俳句1228

・この心が 紅葉すれば 物語 ・この人を いないのですか 命だね ・その童話 紅葉したり 自分かな ・この俳句 かわいがられた 物語 ・あの童話 体験すなる 庭師だね

昭和60年代の歌2

伸び立てる韮の二度萌やはらかし 株間にたまる柿落葉拾ふ 王滝の震源地なる御岳山 雪かむりて幾すぢも煙立つ見ゆ アメリカシロヒトリに食まれし胡桃の二度萌えが 紅葉の中に青く茂れり 落葉焼きて広々とせし裏庭に この年終の草むしりする

南天の紅葉

「花のほほえみ」より 南天の紅葉

白駒の池物語

白駒の池物語101 「その人の命は、神様からいただ いた大切なもの。 どんなに苦しくても、つらくても、 命が終わるまでしっかり生きてい かなくてはなりません。 清太の場合は、この世での使命が ほとんど終わっていました。 だから、諏訪の神様の許しを…

りゅうの俳句1227

・あのばらは 暮らすのですか おとうさん ・あの肩の かわいがられた わが子だね ・あの涙 お参りしたり 女神かも ・その俳句 暮らせますよう 汝かも ・この国で いいえされたし 厨かな

昭和60年代の歌1

この夕も同じ四辻にて犬を連れし 少年に逢ひて引き返し来ぬ 素枯れたるわらびの葉をふく風を見て 息整へぬこの丘道に 一筋の水落ちてゐる不動滝 岩肌白く紅葉に静もる 娘夫婦の案内で来し付知峡の 極まる紅葉に心は足りぬ 親しき故に言ひし言葉を悔みつつ 裸…

小菊白

「花のほほえみ」より 小菊白

白駒の池物語

白駒の池物語100 「はい。清太の肩を後からぐっと つかみ、湖へ入るのをとめました。 自殺をすると、どの人も元の国へ 帰ることができません。 何千年も何万年も、真っ暗な所で 暮らさなくてはなりません」 「自殺をすると、そんなに長い間 暗闇の中で暮…

りゅうの俳句1226

・その俳句 お参りされる 俳句かな ・毎朝に みとれていると おかあさん ・あの心は 暮らせますよう おとうさん ・この汝 いいえされたし 女神かも ・この花が 停電される 桑畑

昭和50年代の歌15

母に似て太りし姉と父に似て 痩せたる吾と湯を浴みてをり こほろぎ一つ歩む厨に粕に酔ひつつ 汝に送らむ縞瓜つけをり 庭師等の帰りし庭に早々と みんみん蝉の鳴き出したり さはやか体験スクーリングに学び歩きて 最低血圧正常となりぬ

つたの紅葉

「花のほほえみ」より つたの紅葉

白駒の池物語

白駒の池物語99 「きよと清太は、こちらの国にい た時、仲のいい夫婦だったのです よ。だから、初めて会った時、二 人は強く心をひかれたのでしょうね」 「私は、清太さんが大好きでした。 清太さんは、今どこにいるのでし ょうか」 「清太は、あなたのおと…

りゅうの俳句1225

・その童話 ありがとうの 童話だね ・あの庭で どうだんつつじ 風の神 ・この心の お参りしたる 涙なり ・神様を たれているよう ほとりかも ・その俳句 お参りしたる 童話だね

昭和50年代の歌14

庭隅のほぐれつつ伸びしミヤマソテツに 夕づく木漏れ日淡く射し来つ 二階より見下ろす桑畑一様に 芽吹きて目にしむ朝光さして 千二百メートルを十五分と言ふ歩くペース きまりて指導受けつつ歩く 一輪のカタクリの花床に飾り 茶を点てる娘の背に落ちつきの見…

どうだんつつじ紅葉

「花のほほえみ」より どうだんつつじ紅葉

白駒の池物語

白駒の池物語98 「では、白駒の世話をしていた清太 さんは?」 「清太は、諏訪の神様が、守屋山の ふもとに住んでいる夫婦に授けたこ どもでした。 清太の両親は、心の清い神様のよう な人でした。 清太は、おかあさんにつれられて、 神社へよくお参りにき…

りゅうの俳句1224

・神様に かわいがられた こどもなり ・あの心が かけよりました 姿だね ・このほとり 心配された 童話なり ・あのこども 紅葉すると 物語 ・あの花芽の お参りすると 珍しい

白ばら

「花のほほえみ」より 白ばら

白駒の池物語

白駒の池物語97 「私は、なくなった母が大好きで した。祈りの大切さを教えてくれ たのは、母です。 母は、みんなが無事に暮らせます ようにと、毎朝祈っていました。 そんな母の姿をみて、私は大きく なりました」 「私は、あなたが七才になった時、 あな…

りゅうの俳句1223

・あの女神 心配される 姿なり ・あの心の 暮らせますよう ほとりかも ・あの姿 たれているよう 模様かな ・あの心の 心配しては おかあさん ・あの目玉 かわいがられた 童話なり

しゃくなげ

「花のほほえみ」より しゃくなげの花芽

白駒の池物語

白駒の池物語96 「そうですか。清太は、八年くら い前から、白駒がどこかへでかけ ていることを気づいているようで した。 でも、清太は、そのことを、長い 間誰にもいえずにいたのですね」 白駒が女神さまの馬だと知り、きよ は驚きました。 「きよ。あな…

信州諏訪の「風の神様」から聞いたお話

信州諏訪の「風の神様」から 聞いたお話。 みほようこ著 「風の神様からのおくりもの」 シリーズ1−4 1 ライオンめざめる ライオンめざめる―風の神様からのおくりもの〈4〉 (風の神様からのおくりもの (4))作者: みほようこ,長野ひろかず出版社/メーカー: …

りゅうの俳句1222

・松虫を みとれていると 物語 ・あの涙 とびのりました 模様だね ・この目玉 たれているよう 模様かな ・あの童話 紅葉したら 童話かな ・その童話 たれているよう 模様かも

まゆみの実

「花のほほえみ」より まゆみの実

白駒の池物語

白駒の池物語95 羽には、大きな目玉のようにみえ る模様がついています。 よくみると、その目玉から、涙が 点々とたれているようにみえます。 ふしぎな模様でした。 きよが赤いちょうにみとれている と、どこからかやさしい声が聞こ えてきました。 「私は…

りゅうの俳句1221

・そのすすき とびのりました 物語 ・松虫や 紅葉すなる 物語 ・その自分 かけよりました 物語 ・あの赤で 手分けされたる 自分かな ・そのすすき 手分けされたる 物語

どうだんつつじ紅葉

「花のほほえみ」より どうだんつつじ紅葉

白駒の池物語

白駒の池物語94 きよは、松虫草の花が咲いている 方へ歩いて行きました。 松虫草の花は、朝日をあび、きら っきらっと輝いています。 「清太さん。おぼえている? 秋になると、ここへ松虫草の花を みにきたね。 清太さん。今、どこにいるの。 なぜ、私の前…